1988-12-08 第113回国会 参議院 文教委員会 第10号
しかし、教頭となる年齢が四十歳代であるとすれば、二級免許状保持者であっても通常四十歳前後には在職年数が十五年を超え一級免許状を取得できますので、現行免許状制度は管理職登用という観点から見ても実質的に差別がないと言ってよいものであります。 ところで、この法案が成立すれば、それに伴って必然的に学校教育法施行規則は改正され、校長及び教頭の資格として専修免許状を有することとされます。
しかし、教頭となる年齢が四十歳代であるとすれば、二級免許状保持者であっても通常四十歳前後には在職年数が十五年を超え一級免許状を取得できますので、現行免許状制度は管理職登用という観点から見ても実質的に差別がないと言ってよいものであります。 ところで、この法案が成立すれば、それに伴って必然的に学校教育法施行規則は改正され、校長及び教頭の資格として専修免許状を有することとされます。
現行免許状制度では、一般教員にあつては学校種別ごとに、一級、二級、仮、臨時の四段階の免許状にわかれ、さらに校長、教育長、指導主事にあつては、それぞれ一級、二級、仮の三段階にわかれているので、現場の教員は上級免許状の授与を受けるため、児童生徒の教育並びに自主的な研修を犠牲にしてまでも単位修得に忙殺されている現状は、教育上ゆゆしい問題であると思うのであります。